男と女の犬物語ＩＩ

仮説：男と犬は同じ動物である・・・

■言葉の意味
　－「コミュニケーション」とは？
　　女：お互いを理解するためありとあらゆる機会に話し合うこと
　　男：遊びに出かける時に残すメモ
　　犬：散歩のときに残すマーキング
　－「食事」とは？
　　女：味覚と会話と雰囲気をゆっくり楽しむこと
　　男：できるだけたくさんの物をできるだけ早く詰め込む競争
　　犬：できるだけたくさんの物をできるだけ早く詰め込む競争
　－「友情」とは？
　　女：本人に向かってだけは決して悪口を言わないこと
　　男：友人のウソに加担すること
　　犬：友人の穴掘りを手伝うこと
　－「頭が弱い」とは？
　　女：バカな男に何度も引っかかる
　　男：頭突きで気を失う
　　犬：吠えて肉を失う
　－「とうひ」とは？
　　女：現実を忘れるために小説などの虚構の世界に浸ること
　　男：軽く叩いてマッサージすると良いそうじゃないか？
　　犬：白くて柔らかい食べ物？

■身支度
　女：シャワーを浴びて髪型決めて爪を磨いて化粧して服と靴とコロンを選んで．．．
　男：鼻毛を抜く
　犬：毛を舐める

■世界でもっとも大切なもの
　女：美しくも切ない想い出
　男：二死満塁ツースリーの次の一球
　犬：今，追いかけてるボール

■～を感動させる方法
　女：
　　・褒める
　　・ハグする
　　・慰める
　　・詩を捧げる
　　・食事を作る
　　・ゴロツキを撃退する
　　・親切にする
　　・上着をかけてあげる
　　・お金を送る
　　・慈しむ
　　・優しく叱る
　　・手紙を書く
　　・ワインとディナー
　　・とにかく理由を聞く
　　・額を小突いて「こいつぅ」と言う
　　・プレゼントを贈る
　　・肩を抱く
　　・気遣う
　　・荷物を持ってあげる
　　・そばにいる
　　・支援する
　　・彼女にために必死に働く
　　　（以下３０行省略）
　男：
　　・ビールを出す
　　・裸を見せる
　犬：
　　・小屋から出す
　　・紐を見せる

・・・結論：男と犬は "ほぼ" 同じ動物である．

■願い
　女：一人の男ですべての願いを叶えようとする
　男：全ての女で一つの願いを叶えようとする
　犬：全ての人の願いを叶えようとする

・・・訂正：やっぱりちょっと違うかも．



＊＊じぇちの耳うち＊＊

それを言うなら「男と "オス" 犬は同じ動物である」，，，でしょ！？
　

2つのニュース

ハリウッド的な定番セリフに「良いニュースと悪いニュース」というのがある．
例えばこんなの．

　悪者：「良いニュースと悪いニュースがある．どっちから聞きたい？」
　主人公：「悪いニュースで結構」
　悪者：「お前の家族はみんな死んじまったよ」
　主人公：「・・・」
　悪者：「そうガッカリするな，良いニュースもある．じきに家族に会える」

これをパクッて犬じょおくを３題．


－しょの１－

（ペットショップにて）
客：「子犬が欲しいんですが」
店員：「良い子犬と悪い子犬が残ってます．どちらが良いですか？」
客：（一頭を指差して）「この子はどっち？」
店員：「悪い方です．そりゃあもう手のつけられない乱暴者で，喧嘩っ早いし，ずる賢いし，顔は憎たらしいし・・・」
客：（別の子を抱き上げて）「じゃあこっちが良い子犬ですね．どこが良いんですか？」
店員：「さっきの子が可愛く思えるんです！」

－しょの２－

飼い主：「ただいま，ジョン．良い子にしてたかい？」
ジョン：「はい，えと，良いニュースと悪いニュースがあるです」
飼い主：「良いニュースって？」
ジョン：「今日，僕はとても上手にお留守番できました．トイレは我慢できたし，ゴミは漁らなかったし，新品のソファには傷一つつけなかったし．．．」
飼い主：「じゃあ，悪いニュースは？」
ジョン：「今日，僕はウソついたデス」

－しょの３－

（あるボーダーコリーの親子の会話）
父犬：「いいか，一人前のシープドッグになるには観察力がいる．まず，従属的な羊と主体的な羊を見分けなければいかん」
子犬：「う～ん，わかんないよ．従属的な羊って？」
父犬：「群について行く羊だ．」
子犬：「へぇ～そうなんだ！　じゃあ，主体的な羊は？」
父犬：「主体的に群について行く羊だ．」
子犬：「・・・」
　

ジョンの抗議

１日は24時間でしょ？

そのうち8時間は寝てるから残りは16時間．
そのうち5時間はTVとDVDと読書だから残りは11時間．
そのうち4時間は電話と井戸端会議だから残りは7時間．
そのうち3時間は料理と買い物だから残りは4時間．
そのうち2時間は掃除と洗濯で残りは2時間．
そのうち1時間は食事とお茶で残り1時間．
そのうち30分はお風呂で残り30分．

その30分でそうやってインターネットなんか見てるから，僕と遊ぶ時間が無いんだよ！


＊＊ まろの告白 ＊＊

つ，つまらん．．．
　

オバケ

「ぐすっぐすっ，うぇっうぇっ・・・」
「この子ったらまたメソメソして．オバケでも見たの？」
「・・・うん，怖かったよぅ．」
「ウソよ，そんなのいるわけないでしょ．」
「だって．．．だってそいつ，すごく背が高くてゆ～らゆ～らしてて，超音波みたいな変な音出すんだ．．．オバケじゃなかったらエイリアンだよ．」
「それで，そのオバケだかエイリアンがあなたに何かしたの？」
「ぼくを食べようとしたんだ．」
「食べる！？」
「あいつが変な音出して近寄ってきたとき，ぼく，身体がしびれて動けなくなったんだ．そしたらあいつ，身体からツルみたいな触手出して，こっちに向かってにゅ～って伸ばしてくるんだよ．で，それが目の前に来たと思ったら，先っぽがワッて分かれて，ぐにゅぐにゅ動くんだよ～！　ぼく，怖くて怖くて逃げようとしたら，それが身体に巻きついてきて，それで，それで．．．えーん，うえーん！」
「はいはい，もうわかったから泣かないの．パパがいつも言ってるでしょ，男の子は怖くても泣かないんだって．」

そう慰めながら母親は，それがオバケじゃなくてニンゲンという動物であること，触手は気持ち悪いけど慣れなくちゃいけないこと，自分たち犬はみんなそれを克服してきたんだということを，ちょっぴり臆病な息子にどう説明したものかと頭を悩ますのでした．


＊＊ まろの告白 ＊＊

いや，マジそう思うっすよ．
ペットや家畜の最初の「試練」って，まず人間の手を克服することなんじゃないかって．
だって怖いですよね，身体は動かずに棒みたいなのが自分に向かってぬ～って伸びてくるんだから．
人間ってど－してもまず手を出しちゃうしね．

ささやかな手柄と重大なミス

　
ある日，ジョンのご主人が散歩の途中で腕時計を落としてしまいました．
それを聞いたジョンは，何とか役に立ちたいと辺りを調べ始めました．

匂いを辿るとすぐに，近くの公園に落ちていたことがわかりましたが，肝心の時計は見知らぬ男が持ち去った後でした．
男の匂いは公園横の停留所で消えていて，どうやらそこからバスに乗ったようでした．
夕食まで時間があったので，ジョンはバスのタイヤ跡を追ってみることにしました．
ところがそれは延々と続き，バスを降りた男の足跡を見つけたのは，何十キロも離れた港町でした．
そこは人や魚や磯の匂いが入り乱れていて，追跡は困難でしたが，一心不乱に調べると何とか行動を辿ることができました．
男はすでに出航した船に乗って，海外に逃れた後だったのです．

さすがにどうしようかと迷ったジョンでしたが，一瞬，時計を持って帰ったときのご主人の笑顔が脳裏に浮かぶと，勇気を振り絞って海に飛び込みました．

２ヵ月後，とうとうジョンは太平洋を泳ぎ切り，とある南米の港に停泊している船に辿り着きました．
男はそこで船から降りたようです．
その港は汚く物騒な町で，タチの悪い酔っ払いや悪ガキどもを避けながら，ジョンは懸命に足取りを追いました．
そしてついに，男が出入りする建物を突き止めました．

勇んで部屋に飛び込むと，そこは麻薬の取引場でした．
急にドアが開いたので部屋はパニックになり，ジョンは銃で武装した35人の荒くれ男たちと戦う羽目になってしまいました．
慣れない乱闘に戸惑いながら34人をノックアウトしたジョンでしたが，運の悪いことに，取り逃がした一人がまさに腕時計を拾った男でした．

男は世界を股にかける麻薬の運び屋だったのです．
その後もジョンは男を追いかけ，２つの海と３つの大陸を横断し，3000m級の山を何度も越え，北極点を踏みジャングルを抜け砂漠を渡りました．
その間，麻薬組織の紛争に巻き込まれ，３つのシンジケートと２つのテロ集団と１つのヤクザを壊滅させました．

そのおかげで職を失なう羽目になった男は，イスタンブールの小汚い質屋で腕時計を売り払いました．
ジョンは時計を返してくれるよう頼みましたが，強欲な質屋の主人は首を縦に振りません．
それでも粘り強く交渉した結果，１年間の無償労働の後，ついに腕時計を取り戻すことができました．

そしてジョンは帰路につき，さらに２つの大陸と海を横断し，やっとのことで故郷の街に辿りつきました．
さすがに疲労で倒れそうでしたが，懐かしい家の垣根が見えたとたん，ジョンは思わずワンと一声吠えてしまいました．
そのままヨロヨロ近づいていくと，開いた玄関の向こうにご主人の姿が見えるではありませんか！
あまりの嬉しさに，足は勝手に駆け出しています．
そしてそのまま玄関に駆け込もうとしたとき，ご主人が顔をしかめて言いました．

「ノー」

ジョンの足が汚れていたのでした．
　
おわり

　
＊＊りん大姉の耳うち＊＊

あたしがいなくなってちょっとは成長するかと思ったけど，まろは相変わらずこんなこと書いてるのね．
何というか「救われない魂」なのよね，彼って．

作品？

そーねー，着想も風刺もまぁまぁだけど，唯一残念なのが「おもしろくない」ってとこかしら．
はい，次回頑張りましょうね．
　

問題作文 「ケンとメリー」

○月×日

５年Ｂ組　まろ子

週末メリーが愛犬のケンと家に遊びにきました．うちの太郎と違ってケンは
すごく憎たらしくて，いきなり太郎に襲いかかってきました．でも太郎は
とってもお行儀が良いので，２頭は仲良く遊べました．ケンがいなかったら，
家中にオシッコされることも無かったでしょうし，おびえて震えるだけだった
太郎もはしゃぎ回ったことでしょう．みんなケンのおかげです．メリーは犬を
放ったらかすのでケンはやりたい放題です．でも私はそんな彼女の性格を
よく知ってるので，ケンカなんかは起きませんでした．そうそう，ケンったら
もうほんとおバカで，庭で●ンチするから蹴っ飛ばしてやったの．そしたら
急におとなしくなったので，「どうしたの～？」って頭なでてやろうとしたら，
ヘソ天でビビってやんの．あんたはバカじゃないよねーって太郎をなでると
優しく手を舐めてくれました．本当に良い子！メリーは犬を自慢するところが
イヤミって言ったら彼女は絶交するって喚きだしたけど，私も反対する気は
まったくありません．私たちは本当に気が合います．今度は公園に行って
メリーとケンみたいなアホなペアがいないところで，お利口さんの犬たちと
一緒に遊べたら良いなぁ．

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＊＊りんの耳うち＊＊

まろはよくPCで仕事するんだけど，ディスプレイは机の一番奥に置いてある．
でもそれって眼に良いからじゃなくて，キーボードずらして机に突っ伏すためなの．
彼はホントに集中力が無くて，30分おきにお茶飲んだり，お菓子食べたり，鼻毛抜いたり，，，ちょっと静かになったと思ったらもう机の上に果ててる．
シゴトシゴトって嫌ならやんなきゃいいのに人間って変よね．

で，めずらしく寝ないで集中してると思ったら，こんなの考えてるし．．．
あ～あ情けない！
　

男と女の犬物語

その１　男と女の会話
男：「君は僕を犬のように扱うね．」
女：「あら，そんなことないわ．私，犬は好きよ．」

その２　倦怠期
中年夫婦が公園のベンチに腰掛けていると，遠くから犬が近づいてきた．
妻：「あなた，あれ，何だと思う？」
夫：「君は？」
妻：「犬のようだけど・・・」
夫：「じゃあ俺の答えは "犬以外の何か" だ」

その３　願望と現実
結婚したら変わってくれるだろうと女は思うが，結婚しても男は変わらない．
結婚しても変わってくれるなと男は思うが，結婚したら女は変わる．
飼ったらどうにかなると男と女は思うが，飼っても犬はどうにもならない．

その４　心理クイズ
[問題] 向こうから，正直な男と無欲な女と礼儀正しい子供と物分かりの良い老人と宇宙服を着た犬が歩いてきます．さて，道に落ちていた一万円札を拾ったのはだれでしょう？
[答え] 宇宙服を着た犬
[理由] 他はこの世に存在しないから

その５　ある闘争
結婚５年目を迎えたある夫婦の話．その夫は定職にもつかず，毎日ブラブラしてるだけなのに，妻である彼女と子供たちに対しては威張りちらしていた．
傷つき悩み抜いた彼女は，一念発起して勉強に勤しみ，そしてフェミニズム思想に触れるに及びついに "覚醒" した．

彼女は自らの可能性がジェンダーによって不当に抑圧されていることを覚知し，これを断固拒否することを内外に宣言した．
また夫に対しては，彼の無意識的行動がいかに悪しき男権思想に侵されているかを説きまくり，家事育児の分担，夫婦別姓，出産の自己決定権などを次々と勝ち取っていった．
そしてついに，歪んだ家父長主義の象徴であったある行為を夫に断念させるに及び，彼女の闘争は非妥協的勝利を納めたのであった．

「ねぇあなた，最近ジョンがメリーの後にマーキングしなくなったんだけど，どこか身体でも悪いのかしら？」


＊＊まろの告白＊＊

一部で囁かれているネタ切れ説を払拭すべく，この素敵にクソ暑い中，脳漿をギュウっと絞りあげて無理やりアップにこぎつけた作品．
苦し紛れにあちこちのジョークサイトを覗いてしまったので，はっきり言って１，３，４は盗作 or 改ざんです．
これ自体がネタ切れを証明しているとも言えるけど・・・

誰か助けて！