Saturday, March 04, 2006

続々 家庭の医学 -現代病編-

忙しいはずなのにペットへの関心が過剰になってしまう現代.そんな世相を反映したびょーきが犬と飼い主の間で多発している...

注)'*'マークは,人/犬の人畜共通感染症
・金縛り
本来は病気ではない.ただしペットと同衾している飼い主が,ペットを起こしたくない一心でじっとしているという,異常な精神状態を呈した場合にはびょーきと診断される.専門医による治療とリハビリを必要とする.

・スキゾプラズマ *
単細胞の原虫の一種で,人や犬の脳に寄生すると頭が単細胞化する.いつもキョロキョロと周りを物色し,おもしろそうなものがあれば,後先考えず突進してしまうようになる.もちろんパラノプラズマも存在し,こちらに感染すると骨やおもちゃなどにやたら執着するようになる.

・憂怠離脱
同じことの繰り返しに思える犬との生活に突然訪れる憂鬱と倦怠.「おまえ進歩がねーなー」と犬に愚痴ったとき,その屈託の無い笑顔に接して立ち直りのきっかけをつかむ患者が多い.

・胃たいよう
飛び "突き" クセのある犬に,鳩尾に一発食らわされると発病する.犬の前でお腹を押さえてうずくまる姿が人類の未来を暗示しているという説もある.
 
・アルツハイパー *
年をとっても落ち着く気配が無く,いつまでもやる気ムンムンの犬(人?)のこと.まあ元気があって何よりなんですが,度を越すと迷惑・・・.
 
・犬知恵
別にびょーきっつーほどでもないが,犬とつきあっているうちに,思考パタンが犬並みに退行してしまう現象.政治家や重役タイプに多発するアルファ症候群や,成金セレブの 「お菓子もオモチャもぜ~んぶワシのもん」 病などが典型.
 
・ヒステンパー
犬が言うことを聞かないとすぐに 「キーッ」 となってしまう病気.その発現形態は人によって様々だが,男性の場合は暴力,女性の場合はヤケ食いとなって現れることが多い.
 
・虚食症 *
「いくら食べても食べた気がしない」 のが自覚症状であり,進行すると食事が済んだのにまだ食べてないと言い張る虚言症を併発する.

・ケンネル・タフ
犬を飼ってからやたらとタフになってしまった飼い主のこと.足や腕が逞しくなる,声がでかくなる,落とした食物を平気で口にする,虫に刺されてもそれほど痒くならない,室内で毛が舞ってても平気・・・など症状は多彩.「休日明けが一番疲れている」 というワケのわからない初期症状が見られる.

・境界コリー性人格障害 (Border collie Personality Disorder)
ボーダーコリーが何か特別な犬種であると思い込み,妙に鼻息が荒くなっている飼い主のこと.
 
・シーソーノーロー
アジリティのやりすぎで,公園のシーソーを見かけると 「乗ろう乗ろう」 と飼い主を誘う犬のびょーき.ただし学会では 「単なるオヤヂギャグやんけ!!」 という批判が相次いでいる.
 
・生活習慣病
そーそ,犬飼いなんて普段の生活がびょーきみたいなもんかもね.
 
 
**りんの耳うち**
 
まろの "胃たいよう" は重症よ.
たまにしか姿を見せないもんだからみんな興奮しちゃって,まずサンが鳩尾に突きを入れ,それを真似してジェスがわき腹を攻め,前かがみの眉間にグレッグがジャンピング頭突きをブチかますの.
まろったら,そこまでされてもヘラヘラしてるから躾ができないのよね.
もうちょっと,しゃんとして欲しいもんだわ.

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