Monday, February 27, 2006

家庭の医学 -犬飼い編-

犬飼いたちの心身を蝕む,恐ろしい病気が蔓延しているという...

・不幸自慢シンドローム
「うちは庭じゅう穴だらけ」 「うちなんか,まともな家具が無いもの」 のようなグチが,会話中に多発する.話の内容の悲惨さにかかわらず,幸せそうな表情がちょっと気味悪い.ボーダーコリーやラブなど,元気なお仕事犬と暮らすと発病することが多い.

・浪費虫(別名,犬貧乏)
犬を介して飼い主に取りつく寄生虫.とにかく金銭感覚がおかしくなる.ドッグフードや犬用おもちゃに凝リ出すことが兆候であり,進行してくると,高級食マニアになったり,輸入モノ犬グッズを買い漁るようになる.

・ナマキーズ
激しい労働やスポーツをしているわけではないのに,いつも身体のどこかにアザやキズがある.健忘症状が顕著であり,他人が理由を尋ねても,モゴモゴと要領を得ない回答しか返ってこない.

・ケンネルエンザ
日本特有の風土病であり,感染力の非常に強いウィルス性疾患.この病気にかかると,正常な判断力が失われ,先を争って人気犬種を購入してしまう.かつて, 「白色スピッツ」 や 「ハスキーA型」 などが猛威を振るったが,最近は, 「境界コリー型」 や 「狐瑠偽型」 など,辺境にしか存在しないと言われていた希少ウィルス種にも流行の兆しが見られる.

・有機物分解過程系臭気中毒(俗名パッドフェチ)
要するに 「ちょっと腐りかけたような香ばしい匂い」 に虜になった人.パッドに鼻を押し当てる奇妙な行動が初期症状.より強い刺激を求め,耳の孔や肛門の匂いにまで行き着いてしまうと,精神の荒廃をきたすおそれもある.特効薬は無いが,家族の白い目でリハビリが果たせることもある.

・年賀症
その年の干支を無視し,年賀状に犬の写真を載せてしまう奇病.最初は家族と犬の写真だが,症状が進むと犬だけになったり,その犬に衣装や被り物をつけさせたりする.

・突発性幻聴
犬の鳴き声が人間の言葉に聞こえるという心因性の疾患.他人が聞けば,犬の唸り声以外の何ものでもないのに,「エサを見せると 『ごはん』 と言う」 とか 「ピアノを弾くと歌う」 などと真面目な顔で吹聴する.TV番組で,正常なはずのアナウンサーやレポーターまで 「本当だ! しゃべってます!!」などと口走る現象から,伝染病であることが証明された.

・広所恐怖症
広いベッドや布団を使っているのに,朝になると隅にへばりつくように寝ている自分を発見するという,世にも恐ろしい病気.真ん中を犬が占拠しているだけという説もあるが,確認されていない.

・スッピン症候群
なぜか,化粧やおしゃれがおっくうになってしまう奇病. 「私だって,犬がくる前は人並みに・・・」 が患者たちの共通した口癖. 身ぎれいにしようとしても,「どーせ汚される」 「散歩仲間に見せたってねぇ」 「バタバタ走るのにかっこ悪い」 といった,後ろ向きの心理が働くらしい.

・犬連れ健忘症
散歩で出会った犬連れの人の名前が思い出せないという記憶障害.犬の名前は覚えていることから,一般の物忘れとは区別される.犬飼い仲間の間では 「××(犬の名前)の飼い主さん」 で話が通じてしまい,日常生活を送る上で不便を感じないため,自覚症状に乏しいとされる.

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